スマートフォンを購入する方法としては、以下の①②の方法があります。
① キャリアからから購入する方法
② キャリア以外から購入する方法
以下順番に検討していきたいと思います。
1 キャリアから購入する方法
「実質0円」と「一括0円」の違い
というのは、「実質0円」と「一括0円」とでは、大きく意味が異なるからです。
まず、「一括0円」は、「本当に完全に無料」という意味です。
本体代金「一括0円」という場合、本当にスマホ本体は無料で、通信費と通話料(基本料を含む)さえ支払えばOK!というものです。
キャリアからスマホを格安で購入する方法は、この「一括0円」のスマホを狙って買おう!という方法に尽きます。
他方、「実質0円」は、「本当に完全に無料」という意味ではなく、「本当は端末代金は有料なんだけど、毎月割引してあげるから、結局最終的には無料と同じことになってプラマイゼロだよ」というものです。
たとえば、「本当は本体代金24,000円のスマホだけど、毎月1,000円ずつ割引してあげるから、24カ月後には本体」代金が0円になったのと同じ経済状況になるよ」といったようなものです。
24,000円-1,000円×24カ月=0円
たしかに、一見すると、「毎月割引してくれるんだから、実質的には無料と同じかぁ」と思われますし、実際にこれによってお得になる人もいます。
しかし、スマホを1,000円程度の格安運用にしようとした場合、基本的にはこの「実質0円」は全然お得ではありません(例外もありますが、例外については別記事を書きます)。
というのは、この「実質0円」の割引を受けられる条件が、以下の①②だからです。
① 2年間解約しない(他社に乗り換えない)ことを約束すること
② その2年間はパケット定額サービスに入ること
「実質0円」の端末を購入してMVNO運用しようとすると起きること
そうすると、上にみた割引のための条件①、②を満たさない結果となって、割引が終了してしまいます。
つまり、24カ月間、毎月一定額の割引を受けて、本体代金の残額(残債)を毎月ちょっとずつ減らしていき、2年かけて0円にするはずだったのに、途中で契約を解約したり、パケット定額サービスをはずしたりすると、スマホ本体代金の残債がガツンと毎月請求されるようになってしまう、ということです。
これは、経済的にみると、残っている本体代金分の借金を負うことと同じです。
例えば、先の例で、仮に購入後1カ月分しか割引を受けていない状態で、解約(他社への乗り換え)をしたりパケット定額サービスを外したりすると、残本体代金23,000円が、まるごと債務(借金)に変わってしまいます。
以上のように、MVNOで格安運用する場合、基本的には「実質0円」の機種を購入することはできません。
「一括0円」の機種はどのようにして購入できるのか
すなわち、どこのキャリアも、「他社から乗り換えて来てくれるんなら無料で本体あげるよ」という具合のサービスを提供しています。
基本的に「一括0円」は「他社からの乗り換え」をしなければ購入できないものと考えて間違いないと思います。
そこで重要になってくるのが、自分の「契約更新月」です。
どのキャリアも2年に1回、一か月間だけ無料で解約できる「契約更新月」がありますが、これを逃すとふたたび2年後を待たなければ無料で解約できないこととなり、約10,000円違約金をとられてしまいます(以下の図例参照)。
では契約更新月を狙って「乗り換え」サービスを利用して「一括0円」の機種を購入すれば完全に0円でキャリアからスマホを購入できるかというと、そうではなく、実際には、どうしても10,000円ほどの料金が発生してしまいます。その内訳は下図。
転出手数料約2,000円+転入先における新規契約事務手数料約3,000円+転入先初月利用料約5,000円程度=約10,000円です。
とはいえ、「一括0円」の機種が、最新機種であれば、10,000円で新品の最新機種が手に入るので、これはものすごくお得になります。
また、仮に解約に伴う違約金約10,000円が加算されても、20,000円で最新機種が手に入るのでは、「お得はお得」ということができます。
2 キャリア以外から購入する方法
上に見てきたキャリアから「一括0円」でスマホを購入する方法はややこしく、残念ながら初心者向けではありません。。。初心者は、ハードオフなどの中古ショップから購入するのがもっとも手軽で簡単です。
あるいはヤフオクなどのネットオークションで購入すれば、場合によっては掘り出し物を見つけて格安でスマホを手に入れることができます。
機械に強い人は、あえてヤフオクなどで故障品を購入し、リペアパーツ(修理用の部品)を安く買ってきて自分で直して使うか、あるいは修理業者に頼んで新品同様に直してもらう、なんてこともできます。
iPhoneなどはサードパーティー制のリペアパーツが多く市場に出回っているので、修理しやすいかもしれません(ただし、リスクは大きいです)。
ヤフオクのほか、Amazonや楽天などのインターネットショッピングサイトでもスマートフォンの新品・中古品を安く求めることができます。
ちなみに、私はヤフオクで安く購入したiPhone5Cの新古品を使っています。
注意すべきは、中古品は、ほとんどの場合、「補償サービスがない」ということです。
故障した際には、一定の修理費用(あるいは買い換え費用)が生じることを覚悟しなければなりません。
中古品以外でオススメなのは、Googleから直接、SIMフリーAndroidを購入することです。
SIMフリーiPhoneの半額に近い価格で購入できるNexus5は、かなり魅力的だと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿