ぼくもそれは困るので、結局、MVNOのSIMを挿したスマートフォン(月額約1,000円)と、音声通話ができるキャリアのSIMを挿したスマートフォン(月額780円)の2台で運用しています。
もっとも、MVNOのみでもIP電話で通話することができます。
以下では、IP電話と普通の電話とで、電話代金を節約する方法を紹介します。
1 IP電話サービスで電話代金を節約する方法
IP電話とは、電話回線を使用した電話ではなく、パケット通信回線を使用した電話、というようなイメージで間違いないかと思います。
簡単にいうと、「080」や「090」といった番号から発信する電話ではなく、「050」といった番号から発信する電話です。
これは電話回線での電話に比して、不安定なところがあります(声が若干遅れて聞こえたり、声がブツギレになってしまったり、途中で強制的に切断されてしまったり)。
しかし、電話回線での電話(音声通話)に比して、比較的安価で利用することができます。
LINEなどの無料通話もこのIP電話サービスの1種です。
最近はLINEなどの無料通話サービスで事足りるユーザーも増えてきていますが、それでもやはり、「友だち」以外の「電話番号」に電話をかけたい場面も生じえます。
無料IP電話サービスで普通の「電話番号」にかけることは、残念ながらできません。
そこで、有料のIP電話サービスを利用する必要が生じますが、オススメは、「SMARTalk
」というアプリです(登録にはクレジットカードが必要です)。
この「SMARTlak」の優れているポイントは、『月額基本料0円で、「050」番号が持てる』、という点です。初期費用もかかりません。
他にも「050」番号が持てるアプリはありますが、月額0円なのはこのアプリのみと思われます。
かかる費用は本当に「使った分だけ」となります。携帯電話にかけても、固定電話にかけても、一律30秒8.4円です(国内通話)。
キャリアの30秒21円に比べると、どれだけ安いかがおわかりいただけると思います。
ちなみに、海外への通話も30秒8円と激安なので、海外へ電話をかける用事が多い方にも向いています。
有料のIP電話サービスには他にも「050+」や「LaLa Call」、「楽天電話」などがありますが、
迷ったらとりあえず「SMARTlak」を試してみることをオススメします。
アカウントを作成するだけで使用しなければ料金は発生しないからです。
固定電話への電話が多い方は、この「SMARTlak」と「LaLa Call」を併用するのがお得だと思います(携帯電話へかけるときは「SMARTalk」、固定電話へかけるときは「LaLa Call」、という風に使い分ける。ただし、異なる2種類の「050番号」をもつこととなるので注意。それが面倒な方はLaLa Callに一本化するのでもさほど損しません)
このように、IP電話サービスの「050」番号さえ持てれば一応普通の電話番号にかけたり、普通の電話番号からかけてもらうことができるので、本当に極限まで節約したい、という方は、MVNOのSIMが挿してあるスマホ一本で、ネットも電話もできる、ということになります。
2 普通の電話で電話代金を節約する方法
多くの人は、「MVNO一本」という運用方法ではなく、「MVNOとキャリアのとで2台持ち」、という運用方法をとられていると思います。
その際でも、普通の電話番号から、何もせずに電話をすると、「30秒21円」となってしまいます。
しかし、ここで「G-Call」というアプリを使って電話をすることで、「30秒10円」という半額以下までコストダウンさせることができます。
しかも、これはパケット通信回線を利用した通話ではなく、電話回線を利用した通話となるので、IP電話と異なり、通話・接続が不安定となることはありません。
電話の相手にも自分の電話番号が通知される仕組みとなっているので、普通に電話をかけるのとまったく変わりなく、なぜか通話料を抑えることができるという、謎の仕組みです。笑
また、おそらく、「G-Call」を利用してなされた電話の通話料は、キャリアに支払うのではなく、クレジットカード決済を通じて「G-Call」に支払われる仕組みとなっているはずなので、
ぼくのように、「キャリアには1円も多くお金を払いたくない」というひねくれ者にはうってつけです。笑
3 私の運用方法
ぼくは、固定電話に電話をかけることがあまりないので、月額使用料が発生する「LaLa Call」は使用しておらず、IP電話サービスは「SMARTlak」一本で運用しています。
そして、キャリアと契約しているSIMをガラスマと称される特殊なスマホに挿し、2台持ち運用で「G-Call」を利用して音声通話をしています。
2台持ち運用の例として、割と一般的なのは「MVNOのスマホ」と「キャリアのガラケー」での運用だと思います。
電話専用機として使うなら、ガラケーの方が使い勝手がいいし、バッテリー持ちもいいからです。またガラケーの白ロムは、古いタイプのであれば比較的安価で入手できることも一つの要因です。
そして、仮にガラケーであってアプリがインストールできない場合であっても、「G-Call」のサービスを利用することはできるようです(もっとも、私自身実際に検証してないので、保障はできません…)。
いずれにしても、定期的にネットに接続して電話番号認証をする必要があると思います、たぶん。
私は「G-Callを利用するにはスマホじゃないとダメなんだろうな」と勝手に思ってしまったので、友達が使わなくなっったというスマホ(ガラスマ)を貰って、これを使っています。
注意すべきは、普通のスマホには「伝言メモ機能がついていない」ということです。
キャリアによっては(docomoだけですけど)、3G回線しか利用しないプランでも留守番電話サービス月額315円をとるところもあるので、格安運用ユーザー的には、そのようなキャリアのSIMを利用して電話専用機を作る場合、「伝言メモ機能」がついているスマホ(いわゆるガラスマ)を買うか、あるいはガラケーを買うべきだと思います。
ちなみにLTE回線を利用できるプランでは、どのキャリアも留守番電話サービスを有料化し、基本料月額980円をとっているようです。
ぼくは3G回線しか利用しないプランなので、基本料月額780円です。おまけに無料で留守番電話サービスもついているので、とても満足しています。笑
(2014年3月23日追記)
最近、新しく登場したLINE内のサービスで、「LINE電話」というものがあります。
これは自分の電話番号から電話をかけられるサービスで、その料金も郡を抜いて安い、と評価することができます。
ただし、相手に表示される自分の電話番号は、頭に「81」がついた番号となります。
(たとえば、「08012345678」の人がかけると、「818012345678」と表示されます)
要するに、IP電話サービスの一種という位置づけになるかと思います。
プリペイド方式である点や、コールバックはしてもらえないという仕様に現在はなっていると思われるので、人によっては使い勝手の良し悪しが出るかと思いますが、こちらからかけるIP電話としては、とてもお得なサービスと思われます。
MVNOユーザーであっても、SMS機能がついていれば、そのSMSの番号から電話をかけることができます。
ただ、キャリアと契約をせず、MVNO一本だけで運用する場合では、依然「SMARTalk」に頼る面は大きいと思います。。。
(先の例でいえば、「818012345678」という番号にかけてもらっても、電話はつながらないため)
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